<< 交渉人は黙らない/交渉人は疑わない 榎田尤利 ill.奈良千春 | main | BLCD こどもの瞳 >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

- | | - | -
美女と野獣と紳士~愛と混乱のレストラン2~  高遠琉加 ill.麻生海
評価:
高遠 琉加
二見書房
¥ 650
(2008-11-21)
前作にボロ泣きして大大大好きになった愛と混乱のレストランシリーズ。
2巻のタイトルを見たときからドキドキ動悸が止まらなかったぐらい、
本当にめちゃくちゃ楽しみにしていて、
泊まりの仕事明けの重い体を引きずってアニメイトにかけ込んでみれば、
「入荷予定は25日です」・・・・・・・・・・・・・え・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
軽く殺意と眩暈を覚えながらながらよろよろと
近所の本屋さんに寄ってみれば普通に置いてありました。アレ。
アニメイトの方が遅いなんて珍しいなぁ、と思いつつ
ゲットできた興奮にハァハァハァハァハァしながら帰宅すると、

「BLCD こどもの瞳」が届いていました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ええっ!どどどどどどどどどうしよう…!

何も心の準備が出来ておらず動揺のあまりそっと郵便BOXを閉じてみました。(え)
感想書いたら救出しに行って来よう…。

そんな訳で待望の第2作目の感想はネタバレのため隠します。
高遠先生、次で終わりとのことですが、次っていつですか……っ!

拍手する


フレンチシェフ×ディレクトール。

第1巻で泣きまくった無表情のディレクトールが抱え込む
あまりに痛々しくて淋しくて可哀想な孤独と過去。
料理への誇りと信念に裏打ちされた強さを持つ野獣のような男・シェフが
そこから助け出してくれることを願って手に取った2巻です。が。

どうしてまた泣きじゃくってんの、ディレクトール…っ!

味が分からないディレクトールが、美味しい…と
ちょっと顔赤らめつつ、瞳をうるわせて漏らす姿を妄想していたのに
全然笑顔にも幸せにもなってないではないですか…!
過去はまたも容赦なく彼の心を抉りとり、
そして、また壊れたように泣きじゃくるディレクトール。
痛くて、切なくて、悲しい。

「食べたくない。食べたくない。食べたくない」

傾いた体から漏れるように、涙が、嘆きが、体の外にこぼれ出た。
「生まれてよかったと思ったことなんて、一度もなかった―」


前回は子供のようにあやし、慰めてくれたシェフの手は
先に恋を自覚したことで、今度は微妙に変化する。
自分の前でだけ弱さを露呈する好きな男に欲望を抑えられず、
泣き続けて嫌がるディレクトールを最後まで抱いてしまう。
そのセックスは互いに痛みと後悔と苦しさしか残しませんでした。

「うッ――あ、あぁ」
「くそ。……泣かないでくれよ」
修司が囁く。自分の方が苦しそうな声で。


「いやだ…っ」と泣いて叫び続けたディレクトール。
ただただ抱かれて自分を壊されてしまう恐怖に怯えます。
欲望に負けたシェフは後悔苦悩しますが、
でもぷりはこの痛々しい行為を責めようとは思えませんでした。
だって、もう、そのまま壊れてしまえばいいのに、と思ったから。
心も身体も全て喰われて壊されて、全てシェフに曝け出してしまえばいいのに。
きっとそれが彼を救う唯一の方法でディレクトール自身、
シェフだけがそれを叶えてくれるとどこかで分かっているから
無意識にシェフに惹かれて行くんだと思います。

早く早くディレクトールに幸せになってほしい。
笑ってご飯が美味しいって言えるようになって欲しい。
シェフの視線に動揺しまくったり、彼の元彼女に小さく嫉妬したり、
不意に触られてドキドキ心臓ならしたり、
シェフの触れそうな手から全力で逃げ出してしまう姿も
めちゃくちゃ可愛くて萌えてずっと愛でていたいと想うのですがっ(笑)
痛々しいえっちも泣きじゃくる受けも大好物でうはうはしたのも事実ですが(…)
それでも、やっぱり早く救われて欲しいんです。

それにしても俺様攻めの役を担っている
シェフの方が堕ちるのが早かったのが嬉しい誤算でした。

「……かわいくねぇな」
(キス)されても嫌じゃないんだって言えばいいのに。
壁にドンとうせ仲を打ちつけて、そのままずるずると床に座り込んだ。

負けた。やられた。もうだめだ、と思った。
そのかわいくないところが、たまらなく――
「くそ、だめだ」
つかまってしまった。


くそ、だめだ、ヘタレ攻め好きの血が騒ぐ………っ!(黙れ)

あのぽんぽんぽんぽん好き放題怒鳴っていた男が恋を自覚した途端、
怒鳴る代わりに困り顔を見せるんです。
なんじゃこの可愛い男は。野獣のくせに。
恋ってすげぇです。この醍醐味がマジでたまりません。
そして極めつけは無理矢理抱いてしまって拒絶にあい、飲んだくれ。

ここで2巻を終わらせ「俺様な人が反省するのは楽しいですね!」
素で書かれる高遠先生は真性のサディストだと本気で思いつつも、
俺様からヘタレ攻めへの転落は何度読んでも本当に萌えてしまう。

とにかく最終巻が待ち遠しいです。
シェフもディレクトールも恋に苦悩しつつ最後は
HAPPYラブラブいちゃこらな二人が早く読みたくて仕方ない。
あと一年後ぐらいなのかなぁ……。
あ、そういえばこのタイトルも好きです。ディ○ニーちっく。
美女は野獣の相手だからディレクトールでいいんですよね。ダメ?
[BL小説]高遠琉加(春加) | 21:54 | comments(6) | trackbacks(2)
スポンサーサイト
- | 21:54 | - | -
ぷりさん、こんばんは(^-^)♪
ひたすら涙を流す受け理人が可哀想に見えて、『美しいこと』の寛末の時のようにちょっと(?)修司が憎そく思えてしまいました。
ただ…寛末と違って恋心の自覚が受けより早かったから良しとしておこう(笑)。

次の巻は修司が謝り倒すところから始まるのかな?
叶さんがもうひと働きしてくれると面白いかも(o~-')b…って鬼なのは高遠さんだけじゃないね(笑)。
でも理人はこれ以上泣かさないでほしいな(嬉し泣きを除いて)。
| まるあ | 2008/11/23 6:33 PM |
まるあさん、こんばんは!

本当に理人可愛そうでしたよね…。
でも、ぷりは泣きじゃくるディレクトールに萌えたぎってしまう
最低人間なので実は修司に対してそこまで……で。笑
でも、次で修司が謝りまくるところは凄く期待してますv
土下座して縋りついて欲しい…v(鬼か)

叶さんきっとまだキーパーソンになりますよね。買収云々言ってますし。
あと1冊で終わるのかなぁ、というぐらい伏線ありますが
どうなるんでしょう。
とにかく、次こそは理人が笑顔でご飯食べてるところが読みたいですよね…!
早く幸せになって欲しいです。

Tbありがとうございましたv
| ぷり | 2008/11/23 7:22 PM |
こんばんは!ぷりさん。
高遠さんの作品は、“幸福”を得る為には何か(誰か)を突き落としたり、喪失させたりがセットになっているパターンが多いので、二人が“恋愛”を貫くならば、また1枚(逆向きの)カードがめくれるんじゃないかなあ、と思ってみたり。
一方で、私もへたれ攻めスキーなので、次回は修司が愛しの理人を追いかけて、追いかけて、土下座して謝って、“告白”して、ちゃんと捕まえてくれると嬉しいなあと思って見たり。
修司は高遠さんにしては異色の攻めなので、今までとはまた違うパターンになるような気もしたり。
はてさて。
次は、いつなんでしょうねー。
叶本部長の立ち回りも気になりますし…。
この人も、幸せになって欲しいな。

それでは!
TB頂きました。
| tatsuki | 2008/11/23 8:38 PM |
こんばんは

私も、延期と聞いて愕然としてふらっと立ち寄った本屋で発見しました。
ネットの本屋でも軒並み「25日に延期」となっていたし・・・。
いったい何があったんでしょうね?


しかし、理人は本当・・・にかわいそうでしたね。
1作目と違い、最初から彼の過去を知ってるだけに、彼の孤独が身に迫る・・・。
でも今回完全に破壊されつくされたことで、これから再生が始まるのだと期待してます。修司においしくものを食べさせてもらって、幸せに微笑むところをしっかり見届けたいです。
そのためには修司はツンしたりヘタレたりしてるヒマはないですね。がんばれ。
| グリルズ | 2008/11/23 10:55 PM |
tatsukiさん、こんばんは!
お返事遅くなってゴメンなさい…!

いや、本当へタレ好きにはたまらん展開でした。
俺様攻めからの転落がツボすぎる…!
高遠さんの後書きを見る限り、
まだまだ修司には試練が待ってそうで楽しみです。
どう謝り倒して、理人の心を取り戻してくれるのかワクワクです。
叶本部長一体、どうなるんでしょうねー。
まさかここまで濃く絡んでくると思ってなかったので意外でした。
次巻が本当に楽しみです。

TBありがとうございました!
| ぷり | 2008/12/01 1:38 AM |
グリルズさん、こんばんは!
お返事遅くなってごめんなさい。

amazonでは21日発売となってたし、
よそ様のブログでは颯爽と感想があがってたので
絶対売ってるはずだと思ってメイトに乗り込んだので
激しく衝撃でした。どうしてこんなバラバラだったんでしょうねー。

理人は絶対、次で幸せになってくれると信じてます。
修司のご飯で美味しいって笑顔になる理人を信じて次を待ちますよ…!
今回でドへタレをさらした修司には次こそは男を見せてもらいたものです。
とにかく、理人を幸せにしてあげて…!
| ぷり | 2008/12/01 1:44 AM |
It comments.









Track back URL of this article
http://bldiary.jugem.jp/trackback/714
Track back
美女と野獣と紳士
某タイヤメーカーによる超高級グルメガイド本の発売日と、見事にガチでかぶってました(笑)。 シャレードさんはこの日に狙いを定めてきたん...
| la aqua vita | 2008/11/23 2:24 AM |
『美女と野獣と紳士〜愛と混乱のレストラン2〜』高遠琉加
一番最初にあとがき読んで(苦笑)――終わってないよ〜、再度待たなくちゃなの?って思ったけど。シリーズ物って結構好きだしまぁいいかって――全然良くなかったです(ToT)。 理人にとって残酷な思い出が残る誕生日に、更に知った衝撃の事実。 そして修司のご無体(-
| 仮タイトルって事で(笑) | 2008/11/23 6:03 PM |