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交渉人は黙らない/交渉人は疑わない 榎田尤利 ill.奈良千春
評価:
榎田 尤利
大洋図書
¥ 903
(2007-02-23)
交渉人は疑わない (SHY NOVELS 213)交渉人は疑わない (SHY NOVELS 213)
 奈良 千春
 大洋図書
 2008-10-30売り上げランキング : 141
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最近の手堅くまとまった軽めの榎田作品にテンションが上がらず、
周りのブログ様でレビューが怒涛のようにupされていても
皆久しぶりの榎田さんの当たりで嬉しいんだなぁ、と
ぼけっーと眺めていただけはずなのに、
あまりの好評ぶりにそわそわ気になり出すと、いても立ってもいられなくなり
購入してみれば、素で吃驚しました。

めちゃくちゃ面白い……っ!

昨日2時に帰宅して、3時に布団に入って、少しだけ…のつもりが
朝6時まで2冊ぶっ通しで読んでいました。
おかげで今日一日体はボロッボロでした。
でも、心は幸せいっぱいだったから、いいや。

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ヤクザ(後輩)×交渉人(先輩)。

よくこのシリーズで評されることだと思いますが、
軽妙軽快に繰り広げられるテンポの良い会話と
総じてボケ突っ込みを担当する地の文の一人称が
本当に心地よくて面白い。さくさく読めるのに物足りなくない。
でも、ずっとずっとこの文章に浸っていたい、そんな感覚すら覚えました。
軽めの地の文一人称なんて最も苦手とする文体のはずなのに。

そして、その文章を一層魅力的にみせているのが
主人公の芽吹と彼の元後輩、ヤクザ若頭の兵頭の濃い二人。
この見目形はBLのセオリー通り麗しい造詣である二人の、
甘くてエロイ睦言にまで侵食してくる
薄ら寒い親父ギャグの応酬が愛しくてたまらんのですが…っ!
私の年齢のせいか(笑)ぐっさぐっさとぶっ刺さってくれます。
寒いのは寒いんだけれど、めちゃくちゃ楽しい。

二人自身も大好きでした。
暗い過去を持ちながらも、自分自身で乗り越え、
光の当たらない交渉人としての仕事に誇りを持ち
喧嘩は誰より弱いのにヤクザに決して屈せず強く生き抜いてる芽吹彰32歳。
顔は綺麗なのに思考が親父で、
しかも一人称進行で筒抜けだからしまらない。
そんな彼ですが笑顔と話術を駆使し、
交渉を行い、相手を煙に巻いていく姿は本当に痛快で格好いい。

そんな芽吹に大のご執心な兵頭も傲慢不遜な男なのに憎めない。

「おまえやっぱり、かなりおかしいぞ。まあ、話を進めよう。
つまり、おまえは俺を好きなんだな?」
「……」
おい、ここで黙るな。

「……そういうことに、なるんですか?」


大胆不敵に芽吹に迫り、独占欲と執着心を隠そうともしないくせに、
高校生の頃から15年間、自分のものにしたくて仕方なくて、
でも傷つけないように身を引いて、それでも諦めずにストーキングしておいて、
恋の自覚なし、とな……………?
しかもしかも、こんなあからさまにエロエロ鬼畜眼鏡な顔なくせにっ!

……ヤバイ、めっちゃ可愛いよぅ……っぴのこ:)ぴのこ:)ぴのこ:)

それに、ちゃんと鬼畜眼鏡な役割も果たしてくれていて。

「なら、やめてくれ」
「もう一回言ってくれます?」
「やめてくれ」
「――ああ、ゾクゾクする」


サディスト攻めが大好物のぷりには
この会話自体ハァハァ萌え滾るのですが、
一方でヘタレ攻めもこよなく愛するぷりには
こう言いつつも決して無理矢理レイプすることなく、
芽吹の心が開くのをじっと待ってみる
超大型凶暴ワンコが可愛くて可愛くて仕方ありませんでした。
挿入の許可を求めつつ、最後の返事を待てないヘタレワンコっぷりも大好きで。

言ってない!
俺はまだいいって言ってない!


芽吹のお尻を裂かれながらのこの心の叫びに腹筋崩壊。
真夜中にめちゃくちゃ笑わせて頂きました。
この二人が揃うと心底楽しくて仕方ない。

この二人の関係の対等な関係が好きだなぁ。
ヤクザに守られるのではなく、自分の信念を貫く芽吹と
それを不機嫌に思いながらも決して目を離さない兵頭が好き。
まぁ、将来は、確実に兵頭が尻に敷かれているでしょうが。
最後の最後までありえあい情けなさを誇るオチ担当になってたしなぁ。
鬼畜眼鏡なのに。

あとあと、マニアック承知ですが、耳たぶ萌えのあるぷりには
芽吹が兵頭の耳たぶを機会があればぷにぷに引っ張って遊ぶのに
めちゃくちゃ萌えました…っ!BLで滅多に出会えないのに。
体がどんなにごつくて、性格はドSな男でもやわらかいぷにぷにの耳たぶ。
そんな体の一部を触りながらいちゃこらするのは
なんだか凄くお互い心を許しあってるように思ってしまいます。
あー、ぷりも触りたい、ぷにぷに耳たぶ……ゆう★(え)

長々と書いてしまいましたが、とにもかくにも面白かったです。
ひたすら萌えまくってすっきり爽快の最高の読後感でした。
是非ともまた続編で二人の珍妙軽快な掛け合いを読ませて欲しい。
あ、でも、一つだけ。
次回作があるなら奈良さん、カクカクしたアメコミ眉毛はやめて欲しいです…。
[BL小説]榎田尤利 | 23:33 | comments(0) | trackbacks(0)
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