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牛泥棒  木原音瀬 ill.依田沙江美
評価:
木原 音瀬
蒼竜社
¥ 900
(2007-06-29)
面白かった…!切なくて暖かくてすごく素敵なお話でした。
従来の木原作品のような強烈なアクはないけれど、
じんわり胸にきます。この作品、大好きです。
「喋れない」という設定にあまり期待せず読んだはずが、病気によるものでなかったので全く平気でした。


坊っちゃん×使用人

まず、私は根っからの和風伝奇好きらしく、(玉響しかり)もう冒頭から妖怪やら鬼やらの存在が漂ってくるだけで、その世界観に心躍るわけでして。それに加え、時代もののしんみりとした人の情というのが本当に好きな人間なので、それがBLで雰囲気を壊さずに読めたことが心底嬉しかったです。

しかも、さらに着物やら襦袢やら褌やらが散りばめられ、最後にはノーパンならぬ ノー褌 の破壊力に頭打ち抜かれ、一生木原さんについて行こうと固く決心した次第です。

カップリングは奔放で我侭坊っちゃん攻めとそれを世話する年上の穏やかな使用人が受けという王道で、互いに想い合っているけど想いを伝えることができず、苦しみ、誤解し、すれ違うのも王道なんですが、それがまた不思議なことに新鮮で。時代物というのもあると思いますが、いやむしろ、原因は木原さん作だというのが大きい気がします。もう途中で攻めがストーカーに変身しないか、受けが絶望して身投げしないかもう不安で不安で。結局、二人とも動と静の違いはありますが強い心の持ち主で、取り越し苦労だったのですが(笑)その、二人のへたれたところもあるけど真ん中の芯はしっかり強いところも好きだったなぁ。「喋れない」ので大人しく見える徳馬も、実は坊っちゃんをさらっとあしらったりとしたたかな面があるんですよね。それが一層、もう ノー褌 で顔を真っ赤にさせるシチュに萌えを添えるというか! (結局それか)

褌以外でも、息子を想う母の気持ちとか、息子の生還の代わりに妻を失った夫の想いとか、命を懸けて助けてくれた母を知らずに恨んでしまった亮一郎の後悔とか、幸せのどこか裏に悲しみがあるのがすごく切なくて。それを丸ごと一人抱え込んで傍に付き添ってきた徳馬の淡々とした姿に泣きそうでした。短気でへたれな坊っちゃんも一番大切なものは何かというのはしっかり分かっている男で、最後のシーンは問答無用にかっこよく、読後感も最高でした。

語りたいことが多すぎてまとまらないので、そろそろ終わっときます。
萌えも涙も感動も褌もあったということで。
あとは、あ、そうだ。
手乗りサイズの子鬼が欲しくて仕方ありません。
どこかに落ちてないですか。


[BL小説]木原音瀬 | 02:37 | comments(4) | trackbacks(1)
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- | 02:37 | - | -
puriさん、ノー褌強調しすぎ(笑)!!
こんばんは。
思わず挨拶より先に、ツッコミを入れてしまいました。
ごめんなさい。

この作品はノーチェックでしたが、読みたく
なりました。
木原作品は読みたい本一杯で困ります。
和風いいですよね!玉響も好きです。
「牛泥棒」欲しい本リストに追加です。
| はに☆はに | 2007/07/17 10:42 PM |
puriさん、お久しぶりです!!

ノー褌描写で、ハァハァ…。徳馬さんのノーフン姿を想像した、拙者もコーフンしてきます。←オヤジ

雑誌掲載時から、このお話は超ツボで単行本化をすごくすごく待ち望んでいた1人です。

それにしても、主人公達のラブだけでなく、周囲の人と人との大きな愛も一緒に感じさせてくれる作品を作り上げてしまえる才能は、やっぱり木原さんだなぁ…と思います。最近木原祭りの間隔が短くて(昔は一年に1〜数冊発売だった気が…)、一つ一つ堪能している時間がもてなくて、ちょっともったいない気がします。いや、今まで焦らされすぎたのかも知れませんが。ホーリーさんとリブレさんで競って新刊だしてくれる+同人誌も重なると、こんなに沢山読めてしまっていいのだろうか!?と夢の様で自分のほっぺでもつまんでみたくなります。

桑葉と亮一郎の取り合わせ、かわいいでよね〜。
わたしもTB失敗したので、これにて退散しますッ☆
| okapi | 2007/07/19 6:36 AM |
はに☆はにさん、こんにちは!

ノー褌いくら強調しても足りないぐらいイイ代物なんですよ、これが。是非ともはに☆はにさんも機会がありましたら経験してくださいませ!(今は鬼畜眼鏡にお忙しいでしょうか。笑)

和風で玉響好きでしたが、もう絶対大丈夫な気がします。是非ノー褌を堪能してください。

木原さんは私もまだまだ読んでない本が多いんですよね。手に入らなくて…。でも、最近新刊も多いし幸せですv
| puri | 2007/07/21 5:31 PM |
okapiさん、お久しぶりですv

okapiさんが好きな話だったと聞いていたのでこれは読まねばと手にとったのですが、大正解でした。

ノー褌ハァハァしますよねぇ…v
本当ツボでした。
ノー褌以外も読み応えがあって、いつも何らかの強いものを伝えてくれるのが木原さんは面白いですよね。今回は萌えだけでなく、母親、父親、息子のそれぞれの想いが切なかったりやりきれなかったり、でも優しかったりとすごく暖かい気持ちになれました。

木原さん連発ですよね。
毎月読めるのが信じられないです。
しかも全然質落ちないですし!
来月の吸血鬼も本当楽しみで。
付いていくのは大変ですが、思い出したときにふと読み返したりして、ゆっくり気長に味わおうかと思いますv
| puri | 2007/07/21 5:39 PM |
It comments.









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牛泥棒
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| にゃんこのBL徒然日記 | 2007/07/20 11:37 AM |