<< 失言しました。 | main | コンティニュー? いつき朔夜 ill.金ひかる >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

- | | - | -
聖母(マドンナ)の深き淵 柴田よしき
聖母(マドンナ)の深き淵
聖母(マドンナ)の深き淵
柴田 よしき

麻生と練のその後が読めるということで購入しました。ちらっと垣間見れたらいいかなぐらいに思っていたら、麻生は美味しいとこどりのキーパーソンだし練も要所要所に登場するしで嬉しい誤算でした。二人の恋愛面も強烈な印象をもって描かれ最後は泣いてしまいました。もちろん萌えも最高潮です。

拍手する


主人公の緑子自信のキャラクターと彼女に関わる人間関係も面白みがあったのですが、こちらは前作を読んでいなかったため深く理解できず残念でした。緑子は女性の強さも嫌らしさも色濃く持った人間だったので好き嫌いは分かれそうですが、私は彼女の持つ闇の部分に惹かれました。それになんといっても図らずも麻生と練の恋のキューピッドをやってくれたのに大感謝です。

麻生と練が別れ、練が春日組の若頭になっているというのは知っていましたが、実際麻生の口から聞くと辛いものがありました。麻生は変わらず頑固で鈍感で練の世界とは決して相入れない誠実さを持っています。そのせいで別れしか選べなかった二人ですが、でも麻生が語る練の想い出がひどく甘いんです。面と向かって好きという言葉さえまともに言えなかった男が歯の浮くような表現で練を語る。あれだけ認めるのに時間がかかった練への想いも一目惚れだったと素直に告げます。「聖なる黒夜」を読んでいたときに聞きたくても聞けなかった台詞が麻生の口から語られているのに全て過去なのが本当に切ない。麻生が共に闇へ堕ちてくれることでしか愛しあえない。人生を貫いていた正義を全て捨てることから逃げた麻生を責める気にはなりませんでした。それを捨てられないからこそ麻生は麻生なんだろうと思っていたので。

だから最後、麻生の決断には本当に驚いて、嬉しいのか悲しいのか自分でもわかりませんでした。ただ「愛してるんだ」と緑子に手錠をかけさせた麻生に涙がとまりませんでした。その直前まで甘かった恋人生活を彷彿させるような瞬間があっただけに。人生をかけて冤罪を償うといった彼の覚悟の重さが身に染みました。麻生が自分のために罪を犯し望んでいた結末を手に入れたにもかかわらずお酒に溺れる練も切ない。いつも自信に満ちて気後れすることなく麻生を誘っていた男が頼りなく囁いた「愛してる」にも胸が苦しくて泣きました。

幸せになるために自分の大切なものを失うしか方法のない二人が悲しくて仕方ありませんでした。聖なる黒夜文庫での追加分や携帯小説でのあれだけ甘かった蜜月が切なくなります。どんな小さくてもいいから二人の間に幸せと呼べるものが来たらいいのになぁと願わずにはいられません。月神〜を早く読まないと…。

そういえば1月31日に所轄刑事・麻生龍太郎という本が出るそうで…。ここは買っとくべきなんでしょうか。新米刑事の麻生も気になりますが、練出るのかなぁ。
[その他]柴田よしき | 18:46 | comments(7) | trackbacks(1)
スポンサーサイト
- | 18:46 | - | -
あけましておめでとうございます〜。

緑子シリーズは、麻生と練の出ていないRIKOしか読んでないのですが、「聖母〜」ではけっこう萌えれそうですね!
切ないのはちょっと読む前に心の準備がいりますけども(笑)
読まなければ〜。
しかも31日に麻生太郎主役の本が出るんですか?
練の出方次第では買いだなあ(笑)
| 霜月うまれ | 2007/01/05 12:53 AM |
先だっては、「聖なる黒夜」のエントリーに、ネタバレを恐れるあまり、ものすごいそっけないコメントしか書けなくて、そのうえはじめましてのご挨拶も忘れ…、とにかく先入観なしに読んでもらいたかっただけなんですけど、申し訳ございませんでした。
いやもう、わたしも読後、非常に苦しい思いをいたしまして。今でも思い出すときゅんきゅんしますが、自分だけこんなつらいのもな、と思って引きずりこみたくて。てへっ。失礼いたしました。
麻生の続編が出るんですか!所轄刑事ってことは、練は出てくるかしら、出てきてもまだちょっと幸せなときかしら…だったらいいな。
では、どうもおじゃましました。
| ぽわこ | 2007/01/05 1:27 AM |
>霜月さん
おめでとうございます。
私はRIKO読んでいないんですよ〜。
読んでいるなら「聖母〜」はより楽しめるかとv
私も切ないの怖くてしばらく置いていたのですが切なさと萌えと甘さでぐちゃぐちゃになりました。お勧めです(笑)

新刊気になりますよね〜。
ハードカバーはあまり手を出さないのですがやっぱり練が出るなら買ってしまうかなぁ?練の出方重要ですよね(笑)


>ぽわこさん
こんばんは。
いえいえ、あのコメントで熱い気持ちが伝わってきましたよ〜(笑)ぽわこさんのおかげで購入決めたのですごい感謝ですvありがとうございました!

すっかり引きずり込まれてしまいました。
私も読後全然気持ちがおさまらなくて感想ではき出してようやく落ち着いた感じで・・・。
でも、切なくて苦しいけれど幸せですv

練が亀を買って喫茶店でバイトして麻生に片思いしてってのが少しでもあれば買いたいです。幸せな練見たいですよね・・・。
| puri | 2007/01/05 3:12 AM |
明けましておめでとうございます。

いつもいろいろな本をご紹介いただき参考になります。
なかなかコメントを書く機会がなかったのですが
新年の挨拶を機に書き込みしてみました。(^^ゞ

初対面で失礼を承知でのお願いなのですが、
よければ私のサイトと相互リンクしていただけませんか?

クレジットカードを持っていない人でも気軽に
Amazonマーケットプレイスで本やCD、DVDなどを
購入できるよう、代理購入サービスをやっております。

気が早いようですがこちらからは既にリンク済です。

★トレジャー・ブックス★
http://book.tore-han.com/

※紹介コメントの修正やリンク解除が必要な場合は
 お気軽にお申し付けください。

今後とも末永くお付き合いの程よろしくお願いします。

| HEYっち | 2007/01/06 2:32 AM |
HEYっちさん、初めまして、こんばんは。

当ブログへのリンクありがとうございます。
しかしながら、大変申し訳ありませんが相互リンクはBL感想関連に限らせて頂いています。ご了承お願いします。

こちらへのリンクは貼るも剥がすもご自由にして下さってかまいません。
| puri | 2007/01/06 3:20 AM |
puriさん、こんにちは。

「聖なる黒夜」のコメントでオススメしていただいたRIKOシリーズ、読みました!
苦手意識がかなりあったのですが、読み始めたら一気に嵌ってしまいました…。
オススメしていただき、本当にありがとうございました!

「聖なる黒夜」は、問題を抱えながらも一応ハッピーエンドだったのではないかと思うのですが、そう簡単にうまくいくはずがないのですね。
分かってはいても、読んでいて辛かったです。
相容れない立場にありながらも、麻生も練も相手を思う気持ちは持ち続けていて…。
緑子相手にですが、二人が熱い想いを吐露する場面を読めただけでも、この本を読む価値があったなぁと思いました。

拙い感想で恐縮ですが、TBさせていただきます。
それではまた〜
| にゃんこ | 2007/07/19 11:19 AM |
にゃんこさん、こんにちは!

本当読み進めるにつれて胸が苦しくなるシリーズですよね。でも何故か止まらない(笑)

この二人一生幸せになれないのかなぁ、なんて想いも頭をよぎってしまってやりきれなくなります。(「月神〜」では希望が見えてたので大丈夫…なのかもしれませんが。)

>緑子相手にですが、二人が熱い想いを吐露する場面

本人がいないとあんな甘い台詞を吐けるなんて知りませんでしたよ。特に麻生!(笑)別れた後の場面なんで切なさは付きまとうのですが、このシーンは私も大好きです。

TB再びチャレンジして下さったんですね。
ありがとうございます!
| puri | 2007/07/21 5:45 PM |
It comments.









Track back URL of this article
http://bldiary.jugem.jp/trackback/148
Track back
聖母(マドンナ)の深き淵
聖母(マドンナ)の深き淵柴田 よしき Amazonで詳しく見る by G-Tools RIKOシリーズ第2弾。 ついに麻生さん&練の登場ですよ。 主役を喰ってます。 前作はコチラ→「RIKO -女神(ヴィーナス)の永遠-」 【聖母の深き淵/柴田
| にゃんこのBL徒然日記 | 2007/07/20 11:35 AM |