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15センチメートル未満の恋 砂原糖子 ill.南野ましろ
体が縮むという設定は世間では決して珍しい訳ではない、
と思うのですが、BLが舞台になるとこうなるのか…!
と無意味に唸らずにはいられなかったのはぷりだけでしょうか。
BLって本当に奥が深いです。主にエロ方面で。
いや…、あのっ…、あのエロシーンは百戦錬磨の猛者腐女子だって
絶対リアルに噴くと思うのですが…っぴのこ:)
もうこれを書きたくてのミニマム(&デカ○ン@攻)設定としか思えません。
砂原先生。そのサービス、大正解だと思います。
決して普通だとは思わないですけれど…!

ディアプラスらしからぬ色物ドエロ連発だけでなく
非常に良質なラブコメだったと思います。
後書きではアホエロだと書かれていましたが
ポーカーフェイスでもっさり天才肌の攻めと
神経質な毒舌ツンデレ受けの二人の恋は
笑いながらもやっぱり可愛くキュンとしてしまうし、
お互いの仕事への信念もしっかりと、
でも、テンポを邪魔しないように描かれていて面白かった。

何より展開が巧かったと思います。
のんびりけらけら笑いながら読んでいたら
本編の終盤に加速したクライマックスに呑まれました。
BLって数をこなせばどうしても先は読めて
その読める展開に普段は安心してたりするのですが、
どうなるのかなっていうワクワクを
最後まで楽しめたのがすごく新鮮で面白かったです。

萌の観点から言えばぷりの好みからは少し外れてたのですが
純粋に作品として面白かったです。
これから何回も読み直してもっともっと好きになっていきたい。
別に15センチ未満の受けが精液に溺れて意識消失したり
デカチンに文字通り跨ってよがってたから
お気に入りな訳じゃないと思います、決して…!(…笑)

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[BL小説]砂原糖子 | 23:06 | comments(0) | trackbacks(0)
メランコリック・リビドー 砂原糖子 ill.ヤマダサクラコ
よかった…。無事に発売されて本当によかったです。
延期になるたびに砂原さんがブログでしんどそうで、
だ、大丈夫かなぁ…、と心配で仕方なかったので
今日、アニメイトで発見して心底ほっとしてしまいました。
中身もいつもの砂原さんで、切ないのに暖かくてよかったぁ。

センチメンタル・セクスアリス」のスピンオフです。
前作は読まなくても問題ないと思いますが、
出番が少ないながらも春巳の突出したアホぶりは健在ですので
既読だとニヤニヤ楽しめるかなぁ、と。

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[BL小説]砂原糖子 | 20:45 | comments(0) | trackbacks(0)
同人誌 言ノ葉日和 砂原糖子
言ノ葉ノ花」の後日談です。長谷部視点です。
最近、同人誌までチェックできてなかったのですっかり出遅れました。
どうしても、もっと早く読んでおかなったんだ。

余村の壮絶な色気に素で悶絶。

はぁ……。
エロも二人のお話もめちゃくちゃ良かったです。
本編をもっともっと大好きになりました。

※コミコミで購入可能です。

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[BL小説]砂原糖子 | 21:51 | comments(5) | trackbacks(0)
虹色スコール 砂原糖子 ill.佐倉ハイジ
めちゃくちゃキュンキュンした…!ぴのこ:)ぴのこ:)kirakira

高校生からの親友同士。一緒に上京して大学生となった二人。
コミカルも奇抜な設定もなく、部活にバイト、就活と
ごく普通の大学生活の中で友情と恋に揺らめくボーイズラブでした。
地味で平凡だと思うのに、本当にすごく切なくて
胸がキュンとときめいたり、苦しくて泣きそうになったり。
夏の終わりの儚い切なさとそこに潜む台風のような激しい想い、
これぞ砂原さん…!と思わせる作品でした。

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[BL小説]砂原糖子 | 21:44 | comments(0) | trackbacks(1)
野ばらの恋 砂原糖子 ill.小鳩めばる
評価:
砂原 糖子
幻冬舎コミックス
¥ 580
(2008-05-15)
砂原さんやっぱり好きだ…!
舞台は老人ホームに受けはジジ専に足を突っ込みかけな上に
若い男恐怖症と奇抜設定全開なのですが、
展開されるのはキュンっと切ない恋物語。
ほんっとうに可愛くてキュンキュンしちゃいました。

おじいちゃんとおばあちゃんとちょっぴり素敵な話にうるうるさせながら
容赦ない拒絶を喰らった失恋にシュンとした上、
おじいちゃんに嫉妬の炎を燃やして自己嫌悪に陥る
元傲慢攻めを愛でてくださる同志はいませんか…?

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[BL小説]砂原糖子 | 22:35 | comments(4) | trackbacks(2)
恋のはなし 砂原糖子 ill.高久尚子
外は雪が吹雪いておりますが、私の心はホテルマン萌えでホクホクです。
あ、あの、砂原さん、先月のルチルと今月のディアプラス出版社間違えてません…?
エ、エロいんですけど…。

ゲイの振りしてゲイの男と付き合う。
嘘で始まった関係は―

あらすじを読んで木原音瀬さんの「眠る兎」を思い起こしてしまい
似てたらやだなぁ、と純粋に楽しめるか不安を感じていたのですが、杞憂でした。
攻めの男が激しく最低です。
初めて読みました、砂原さんの性格悪い攻め。
受けは金崎やら春巳やら(ある意味)大物をよくお見受けしましたが攻めは珍しい。
平気で嘘をつく、人の好意を利用する、女癖は言うまでも無し。
一方の受けは初心で異性を愛せないことに劣等感から恋愛経験皆無の29歳。

このキャラクター、あらすじから期待することは二つ。
真実を知った受けが如何に傷付くかと
受けに拒絶された最低男が如何に傷付くか。

読んでるお前が一番最低だと思わないのでもないのですが、
攻めの涙に心躍りました。
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[BL小説]砂原糖子 | 17:48 | comments(2) | trackbacks(0)
セラピストは眠れない 砂原糖子 ill.金ひかる
ね、眠い…。
あ、作品のせいではなく、単純に私の慢性寝不足頭が、です。
「言ノ葉ノ花」でも睡魔に朦朧としながら読んだことを大後悔したものですが
今回も二の轍を踏みました。元気な時に読めがいいとわかっているのだけれど
でも、やっぱり砂原さんの新刊だと思うと
どんなに眠くても読みたくなってしまうんです。

特に今回のこの表紙、まさにツンデレクールビューティー受け!
期待値MAXで読み出しましたが、
Where is クールビューティー……??

全くもって見当たりませんでした。笑
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[BL小説]砂原糖子 | 22:27 | comments(4) | trackbacks(2)
言ノ葉ノ花 砂原糖子 ill.三池ろむこ
すっごく好みのお話でした。
布団の中で睡魔と闘いながら読んだのを大後悔。
もっとじっくり読めばよかった…。
切くて暖かいお話を読みたいときに
砂原さんはやっぱり、いいなぁ、と思います。
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[BL小説]砂原糖子 | 17:18 | comments(6) | trackbacks(0)
砂原糖子バトン
倫さん@腐男子日記作の砂原糖子バトン。
迷うことなく強奪してきました。

端的に書く予定が何故か(…)途中から
暑苦しくなってしまったので隠してます。

Q1、お名前は?
puri です。
最近はぷりりもアリ。お好きな方をどうぞ(笑)

Q2、初めての砂原作品はなんでしたか?
真夜中に降る光
毒舌受けを求めて購入。泣きました。

Q3、砂原歴を教えて下さい。
BL商業歴自体が短いので、短いです。
1年半あるかなぁ?

Q4、砂原作品は何冊所有していますか?
16冊。
言ノ葉ノ花」が届けば17冊です。
どれだけ好きな作家さんでも地雷は避ける人間ですのでコンプはできてません。
イノセンス ―幼馴染み―」なんて購入迷い続けてそろそろ一年になろうかと…。

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[BL小説]砂原糖子 | 02:32 | comments(2) | trackbacks(0)
恋雪  砂原糖子 ill.木下けい子
評価:
砂原 糖子
大洋図書
¥ 903
(2007-07-18)
すっごく切なかった…。
恋愛も夢もリアルさが痛いけれど目が離せない。

人の想いの移ろいやすさも、夢が叶わない現実も、才能ある人間に対する嫉妬も、身に染みて実感できる年齢にきてしまったからこそ感じるものがあった気がします。大好きだった想いが時間と距離と新しい環境の前に色褪せていく描写を、好きな人に振り向いてもらえず他の誰かの暖かさをもとめることを、最低だと純粋に思えない自分が少し淋しい。

でも、だからこそこの作品が面白かったと思います。
現実味のある心情描写と離島、舞台と少し(私の)現実から離れたふんわりした部分が混ざって、物語が進むたびこみ上げる痛すぎない切なさに夢中になりました。

語尾に変な文字がついてたりするので、あらすじを読むのはあまり好きではないのですが、最後の「切なく擦れ違う恋物語」そのものな作品だったかと。(最後のはあとマークはいりませんが)

切なさも静かだけれど激しい想いが、二人からずっと流れていて。それを掻き立てる情景描写がすごく好きでした。景色が目に浮かんで雪の匂いがしてきそう。最後のシーンが大好きでした。冷たさもいっぱいあったけれど、「恋雪」から連想する淡くほんの甘い世界に最後ひたれてとても幸せでした。読んでよかった。辛さを含んだ現実感ある描写がなされていたおかげで、二人のHAPPY ENDにより一層、嬉しさが込み上げたのかな。

puriが未だにこそこそ見て超愛用してる某掲示板の某スレッド()で悪い感想も少なくなかったので、あまり期待せずに読んだのですが、はまりました。
砂原作品でも上位で大好きです。
それにしてもやっぱり、SHYは装丁デザインが素敵だなぁ。
木下さんの挿絵もすごくよかったです。



どんなに降り積もっても雪は消える。
やがて春も夏も訪れる。
季節が変わるように、人の気持ちも移ろっていく。

けれど、信じるもののない暮らしは堪えがたい淋しさだろう。


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[BL小説]砂原糖子 | 21:33 | comments(6) | trackbacks(4)